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【施工事例】愛知県安城市|築36年マンションのリノベーション工事
~細部の納まりと仕上がり精度にこだわった施工~
今回は、愛知県安城市にある築36年のマンションで行ったリノベーション工事の施工事例をご紹介します。
設計・プランニングは元請様(設計会社)によるもので、私たちはその設計意図を正確に再現する施工を担当しました。
古いマンションならではの歪みや経年変化への対応が求められる現場でしたが、現場チームの連携と丁寧な作業で、デザイン性と精度の両立を実現しました。
■ 施工前の確認と下地調整
築36年ということもあり、現地調査の段階で壁・床の不陸(ゆがみ)が目立っていました。
古い建物では下地の精度がそのまま仕上がりに影響するため、最初に水平・垂直を細かく確認し、レーザー墨出し器を使って全体を調整しました。
こうした下地調整を丁寧に行うことで、最終的な仕上がりの美しさが大きく変わります。
■ 内装・建具まわりの施工ポイント
今回のリノベーションでは、無垢調フローリングとホワイトベースの内装で構成されたナチュラルテイストのLDKが中心です。
私たち施工チームが特にこだわったのは、床と建具枠、見切り材の隙間処理と納まりです。
建具枠やカウンターの取り合い部分は、1mmのズレでも目立つため、仮組みの段階で位置を慎重に確認。
施工中は、各所で「無目枠の浮き」「見切りの段差」「床材と枠の取り合い」などを細かくチェックしながら進めました。
また、見た目の美しさだけでなく、将来的な床なりや浮きの防止にもつながるよう、接着剤の塗布量やビスピッチも適正化しました。
■ サッシまわり・仕上げ作業
サッシまわりは、既存アルミ枠を残してクロスと塗装を仕上げる仕様。
古いサッシでは「クリーニング漏れ」や「動きの重さ」がクレームにつながることが多いため、最終仕上げ前にシリコンスプレーを塗布し、動作確認を実施しました。
細かな作業ですが、こうした一手間が完成後の使い勝手と印象を大きく左右します。
■ 施工後写真
■ 現場担当者コメント
「築年数の経った建物では、現場ごとに条件が異なります。
そのため、図面通りに仕上げるには、現場での判断と調整力が重要です。
今回も職人同士がコミュニケーションを取りながら、一つひとつ確認を重ねて完成させました。
小さな隙間や段差も見逃さず、“見えない部分こそ丁寧に”を意識しています。」
■ まとめ
今回の安城市のリノベーション工事は、築古マンションの難しさとやりがいの両方を感じる現場でした。
図面上の寸法通りに施工するだけでなく、現場での判断や職人の技術が仕上がりを左右します。
弊社では、元請様のプランを忠実に再現しつつ、細部の精度と品質を徹底して管理しています。
今後も、設計意図をしっかり理解し、安心して任せていただける施工を心がけてまいります。
施工エリア: 愛知県安城市
物件種別: マンション
築年数: 36年
工期: 約1か月半
工事内容: 内装フルリノベーション(床・壁・建具・サッシまわり)
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